少量のぬるま湯で洗顔料を泡立て優しく転がすように洗うのが敏感肌へのケアのポイントです。ゴシゴシとこするのは避けてください。
敏感肌は肌のバリア機能が低下している状態のことです。肌は、表面の潤いを保つことで外の刺激から守られますが、この潤いが少なくなると、外部刺激に反応しやすくなり敏感肌といわれる状態になります。具体的にどのような症状が現われるのかというと、痒みやひりつき、化粧品かぶれや発疹、かさつき感などです。症状がおきる原因は肌の潤いを保つバリア機能の低下ですが、さらにその原因は体の内部に起因するものと、外部刺激によるものに分かれます。内部に起因するものは大きく2つあり、加齢と生活リズムの乱れです。肌は一定のサイクルでターンオーバーを繰り返しますが、加齢や生活習慣の乱れ、ストレスなどが影響してこの機能を衰えさせ、肌のバリア機能を低下させます。外部刺激も肌のバリア機能低下の一因で、具体的には刺激の強い化粧品の使用や空気の乾燥、紫外線などです。
敏感肌の原因が体の内部にある場合は、まず生活リズムを整えます。十分な睡眠時間と適度な運動でストレスを発散し代謝を促進します。栄養バランスも大切で、タンパク質やミネラルなど肌質を整える栄養分を積極的に摂取します。外部要因である乾燥や紫外線対策は、エアコンの風に直接当たらない、日焼け止めを塗るなどします。また化粧品は刺激の強いものを避け、化粧水で保湿してからクリームを塗って水分の蒸発を防ぎます。